古川祭の起し太鼓
数百人のさらし姿の裸男達が担ぐ櫓が町中を巡行し、町の辻々では「付け太鼓」と呼ばれる小太鼓を持った裸男達が櫓に最も近い位置につけようと我先に次々と櫓に突っ込み激しい攻防戦を繰り広げる。 起し太鼓の起源は祭りの準備を始める合図として、太鼓をたたき町内の氏子を起して廻ったことによるといわれている。
古川祭の屋台行事
古川の屋台は、江戸からもたらされた屋台が飛騨の匠の技によって高められ、京都のからくり人形が加わったことで独自の形になった。町内各所で屋台が曳き揃えられ、夜祭では提灯を灯しながら厳かに曳行し、日中とは違った表情を見せる。
起し太鼓
「起し太鼓」は古川祭の最大の見せ場。櫓の上に乗った直径80センチの大太鼓を、さらし姿の男達が大勢で担ぎ上げます。
大太鼓の音を響かせながら町中を巡行し、その後ろから付け太鼓を担いだ男達が激しい場所取りを繰り広げます。
櫓のすぐ後ろの位置に付けることが最大の名誉とされているため、みな我先に付けようと熱い気迫がぶつかり合います。そしてその熱気と興奮は夜遅くまで続きます。
屋台行事
「祭屋台」の曳行は匠の技が光ります。
京と江戸の文化が融合した華やかな祭屋台。屋台の上では、伝統のからくり人形や子供歌舞伎が演じられ、観客を大いに沸かせます。
起し太鼓のような激しさはないものの、雅やかでしっとりと落ち着いた雰囲気は、日本ならではの風情を感じるに違いありません。
日が沈むと、祭屋台が提灯で幻想的に輝きます。
からくり奉納
9台の屋台のうち、青龍台と麒麟台はからくり奉納をする屋台です。演目は青龍台が「外法(げほう)の梯子剃り」、麒麟台が「石橋獅子」。匠の技の結晶たるからくり人形と、それを繰る引き綱師の熟練技が堪能できます。
会館基本情報
入館料 | 大人 700円、小人 300円 ※障がい者割引 料金の半額 |
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営業時間 | 9:00~17:00(12月~2月は16:30まで) |
休館日 | 年末年始 12月30日〜1月2日 |
TEL | 0577-73-3511 |
備考 | - |
飛騨古川まつり会館は、古川町のために企画された「起し太鼓の里」構想の各施設として建設されました。
令和2年3月にリニューアル工事を行い、館内を一新しましたので、ぜひお越し下さい。
※時間は目安です
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獅子舞は雨天でも各氏子の家々を巡りますが、屋台の曳行は中止されます。
屋台をご覧になりたい方は各町の屋台蔵へお越しください。
雨天の場合は屋台蔵にて、からくりが披露されます。