高山祭の屋台行事
高山祭とは、毎年4月14日・15日に開催される春の高山祭(山王祭)と10月9日・10日に開催される秋の高山祭(八幡祭)の総称で、16世紀後半から17世紀頃に始まったとされます。高山祭では「動く陽明門」とも称される屋台が春には12台、秋には11 台曳き揃えられ、巧みな人形の動きを披露するからくり奉納や、仕掛けが施された戻し車、屋台を飾る彫刻や見送り幕など、匠の技が生きています。飛騨人の意気が高まる高山祭は、高山の揺るぎない誇りです。
豪華な屋台
高山祭のシンボルは、春12台、秋11台のきらびやかな屋台です。屋台は上段、中段、下段の三層構造で高さは約7~8mです。名工による彫刻や、京都西陣織の見送り幕、細部まで刺繍を施した大幕など匠の技が集結した芸術品です。
からくり奉納
秋の高山祭では11台の屋台(山車)がお披露目されますが、屋台の1つに「布袋台(ほていたい)」という屋台があります。この布袋台には、糸で操る「からくり人形」が付いているのですが、人形が棒から棒へ飛び移ったりと、さまざまな動きで、見物客を惹きつけます。
江戸時代にこれほど精巧なからくり人形が製造されていたことにも驚きです。
春の高山祭りでは12台の屋台がお披露目され、そのうち3台の屋台(「三番叟(さんばそう)」、「石橋台(しやっきょうたい)」、「龍神台(りゅうじんたい)」)がからくりを披露します。
町で見かける屋台蔵もシンボル
高山の町を歩くと、屋台を収蔵する蔵が点在し、春の夜祭、秋の宵祭を終えると、「高い山」という曳き別れ歌とともに屋台は各屋台蔵へ帰っていきます。お役目を終え、蔵に納められる屋台を見るのも一興です。
会館基本情報
入館料 | [一般]大人 1,000円、高校生 600円、小中学生 500円 [団体]大人 880円、小中学生 450円(20人以上) |
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営業時間 | 3月~11月 9:00~17:00 12月~2月 9:00~16:30 |
休館日 | なし |
TEL | 0577-32-5100 |
備考 | 所在地 高山市桜町178 |
秋の高山祭そのものを年中ご覧いただけるように展示工夫しています。
高山祭の実物屋台を常設展示している施設は、高山祭屋台会館だけです。当館で高山祭をご覧ください。
お越しくだされば、いつでも本物の祭屋台をご覧になれます。
※時間は目安です
開催期間 | 毎年4月14日・15日 |
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開催時間 | 9:30頃~16:00頃(14日の夜祭は21:00頃まで) |
会場名 | 日枝神社 他 |
住所 | 岐阜県高山市城山 他 |
開催期間 | 毎年10月9日・10日 |
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開催時間 | 9:00頃~16:00頃(9日の宵祭は21:00頃まで) |
会場名 | 櫻山八幡宮周辺 |
住所 | 岐阜県高山市桜町178 |
当日、市内は交通規制されます。臨時駐車場の開設あり。